壮絶!モンスターの最後 

我々スタッフは一体何時に会場に着いただろう、もはや前の日が何日だったかも忘れてしまった。 なにしろ、開演時間が発表されていなかったのである。 最後までこのバンドのエゴっぷりに振り回されていた。 16日午後11時49分 まだ16日、始まったのである。 スタッフが時間を間違えたのか?それとも狙い?いや、やっぱりこれこそエゴっぷりなのだろうか。 我々と、5人の闘いが始まった。 ベンジーは「ハロー六本木ベイビーズ!」と軽快に登場。 向井は「イエィ!イエー!乗ってきたぜここロッポンギ!堀江はメディアに切れマクリ!!」と六本木ヒルズらしい即席ラップを披露。 チバ「ウェルカムトゥザジャァンゴォゥ!!! 」 意味不明である。 1時間半分ほど、マイクテストがてらのセッション、岸田はしきりに「マイクテスッ。マイ、マイッ、マイクテストゥ!」と叫ぶ。 チバは客席に向かって何個ものタンバリンをぶん投げる。たまにクリームパイも投げていた。 ここで気づいた、木下がいないことに。 相変わらずやりたい放題。 セッションからそのまま、「ちんちんぶらぶらソーセージ」 いきなりの必殺キラーチューンに、この日、客として来ていた照井が思わず「ロックンローーール!!ウギ`#&%$(T&%&'&ー!!」と叫んだ。。 オーディエンスはダイブ・モシュの嵐! と、ここで気づいた、そのダイブの中に木下がいるのを。 岸田が「俺はニューヨーク帰りなんや。」と言って始まった、未発表曲「港区台場二丁目のテレビ局に足を向けろ」「TOB」の2曲 これまた六本木らしい曲であった。 ここでとんでもないことに気づいてしまった、ダイブして転がっていった客が帰ってこないことに。 ダイブした輩は客席に戻ってこれなかったようだ。 このモンスターバンドのライブの異常さは、最後まで進化していた。 いつの間にかステージに木下が現れ、代表曲を2曲。 そしてベンジーのMC「まだまだ冒険は続きます、こういう気分で。」 始まった曲は「さよなら人類」!そう、たまのカバーである。メインボーカルはチバ。 どういう気分で冒険が続くのかサッパリわからなかったが、オーディエンスはノリノリ。 最後に珠玉のロックアンセムをかき鳴らしてくれた。 しかし驚いた、あれほど待ったのに、約1時間半のもはや無駄とも思えるセッション、未発表曲2曲、 既出の曲3曲、カバー1曲、アンコール無し、7曲だけのラストステージだった。 17 APRIL ROPPONGI HILLS 01 セッション 02 ちんちんぶらぶらソーセージ 03 港区台場二丁目のテレビ局に足を向けろ 04 TOB 05 皆殺しのロックンロール 06 東京の終わり 〜透明少女と不良少年はDIVA〜 07 さよなら人類


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