・1月4日、アルタ前。
まず現れたのは真っ昼間から酩酊した向井、『今日はアコースティックライブであります』
といいつつ、右手には黒いテレキャスター。
アンプにブチ込みジャキジャキな音作りを始める。
周りには昨日の浅井・チバの告知を見た人やジャキジャキ音につられた人がボチボチ。
3分ほど経ち現れた、ゲリラライブ計画を台無しにした片割れ、チバユウスケ。
しかし自慢のホワイトファルコンの チューニングに入る直前にアルタ前に到着した岸田が
『チバさん、昨日の約束守ってもらいますよ。』とチバを連れてどこかに行ってしまう。
わき目もふらずに自問自答のリフを弾いて悦に浸るもう一人のメガネ男。相当酩酊している。
岸田がチバを連れて消えたのと入れ違うように反対方向からやってきた浅井は何事もないかのように準備を始める。
最後に到着した木下は当のギターを忘れて焦り始める始末。
新年早々、やはり邦楽界屈指のエゴ達である。

木下『岸田とチバは?』
向井『見とらんね』
浅井『知らないよ』
木下『じゃあ3人でやる?』
浅井『いいんじゃないの』

こうしてMGJCGSり初のアコースティック(?)ライブは幕を切った。
時刻は11時50分。いいともを見に来た人も相まって周りには人だかりが。
まずはデビュー曲『東京の終わり』リードボーカルの岸田がいない中、
向井のシャウトと木下のコーラスのみが歌声という謎の展開。ざわめく観客。
木下はギターを忘れたのでチバが置いていったホワイトファルコンを手に取る。
一曲目が終わると同時に岸田がチバを引き連れて現れる。どこか機嫌の悪いゆうちゃん。
木下が自分のギターを持っているのを見て感情が振り切れた。
『ブンブンヘーッド!!』とひたすら木下を罵るチバ。
しょうがないので浅井がタンバリンを渡すと、嬉しくなって叩きはじめるゆうちゃん。
ギターじゃないけどセンターに陣取り上機嫌。
岸田『浅井さん、あなたも昨日の約束…』
『ん?』と軽く髪をかきむしりながら適当にあしらう浅井。
それでも無理やり連れ糞させようとする岸田。
その時、観客の中から浅井のマネージャーが現れ、岸田を突き飛ばした。
襟首をつかまれアルタ前から姿を消す岸田と、マネージャー・浅井の黄金コンビ。
いいとものアルタ前カメラはこの時の光景をしっかりと捉えていた…

当のライブは、チバの刻む正確なタンバリンのビートを礎に、向井のジャキジャキテレキャスターと
木下のブリブリホワイトファルコンが絡み合うという奇妙にマッチした演奏を続ける。
新曲『SI・ME・JI』の披露を終えた12時半頃、浅井が帰ってくる。
そのまま持ち曲コーナーへ。
ラストは浅井の持ち曲『悪いひとたち』。
しかし、さすがはエゴ達、各々が好きなフレーズを弾きはじめた。
名バラードは一瞬にしてカオスと化し、不協和音が鳴り響く。
耳をふさぐ観客達を後目に満足げに演奏を終える木下・向井。
ただただ嬉しいゆうちゃん。無表情の浅井。
『今日はアンコールはありません』と向井がいい、謎のアコースティックライブは終了した。
岸田とマネージャーはどこ行ったんだろ?
(ライブ後にメガネ割れて顔中ボコボコになってた岸田の目撃談ありました)


・ライブを見ずに岸田とチバを追っかけてた方のレポートです。

『チバさん、昨日の約束守ってもらいますよ。』
とチバを連れて岸田が何処へ行くでもなくふらふらと行ってしまう。
チバは「な、何のこと?ききき昨日のやや約束って・・・
き、昨日はおうちでおお大人しく酒飲んどったんだわ。」
岸田が何か紙切れを出す(俺の居る場所と距離がありすぎて見えなかった)
「そそそそそれはゆゆゆゆゆゆゆうちゃんなんだわ!
 おおお俺じゃなななないんだわ・・・」
『例外は認めないと言ったはずです。あとどもりすぎです』眼鏡をクイッと押し上げ、上機嫌な岸田。
チバはアヒャって「犬の〜糞ごと〜な〜が〜れて〜く〜」
岸田と共に「バンバンバーンババババーンババンバンバババーン」と叫びつつ
何処かへ消えてしまう。(スマソ見失った)
途中抵抗して何度か逃げようと試みた様子。(結局したのかしてないのかは不明)

戻ってきた時チバは酒を飲まされていたのか自分の事を「僕」と言っていた。
「ごめんよママン・・・僕またはしたない事しちゃったよ・・・クサレマミ`Д´彡コの時に散々ママン泣かせたよね・・・
ごめんよ・・・喘息の薬も落としちゃってさ・・・汚くてさ・・・それでさ・・・シクシクシクシクシクシクシク・・・・・」
酒を飲むと異常に饒舌になり、ひたすら泣きわびるチバ。
『チバ君、さぁ、もっと飲んで。』なぜかやさしく酒をすすめる岸田。
そのままステージの方へ向かって行った。


・ベンジーとタモリのエアギターセッションレポート
アンコール時、興奮冷めやらぬ浅井の前に笑顔で登場したタモリ。
「浅井くん、久しぶり」とにこやかに笑う。
はじめ驚いた表情を見せた浅井だがその後すぐに打ち解け、
オーディエンスの激しい声援の中さっそくセッションがスタートした。
中盤までは和やかなムードで続いたエアーギター・セッションだったが、
タモリのエアーカッティングから一気に熱が上昇する開場。
浅井も負けじとエアークラッシュ(ギターを叩き割る仕草のエアーギター専門用語)。
ラストではチバがエアータンバリンとして参加するなど、
すさまじい熱気でオーディエンスもこれでもかと叫び踊りダイブする。
浅井がギターを叩き割る。タモリがカッティングを撒き散らす。チバがタンバリンをかき鳴らす。
彼らの手元に楽器はない。しかしそれを間近で見、感じる私達には、しっかりと彼らの生み出す音が届いていた。
見えないはずのギターが、タンバリンが、ピックが、そこにはあった。




1/4アルタ前アコースティックライブセットリスト

01.東京の終わり
02.TOKYO IN MY BANG!
〜岸田と浅井がいなくなる〜
03.元気印宮本君。
04.チバ ALCOHOL TRANCEFORMED 状態
05.酒とチバと寝台列車と
06.繰り返される哀しい顔
07.ROSSO
08.車輪フォーゲル
09.もう帰りたい
10.小遣いくれよ
11.SAYONARA
12.SI・ME・JI
〜浅井帰還〜
13.スモーキン・ビリー
14.delayed brain
15.アサケンサンバ・アコースティック
16.アウトサイダー
17.歴史(エレカシのカバー)
18.男の子と女の子(木下ボーカル)
19.DAIGAKUSEI
20.悪いひとたち

Special.ベンジー&タモリのエアギターセッション
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